2010年10月13日水曜日

「We dance 2011」開催のお知らせ

今年度で3回目となるダンス・コミュニティ・フォーラム「We dance 2011」を、2011年1-2月横浜にて開催します。
今回は「舞台芸術ミーティングin横浜」との連携、複数会場での開催、若手アーティストのディレクター起用など大幅な変更があります。
引き続き、皆様のご支援・ご協力をお願いします。
詳細は、右上の「WE DANCE」特設ページをクリックしてください。

【開催概要】
クリエーション&プレワークショップ:
 2011年1月6日(木)〜2月18日(金)会場:急な坂スタジオ
フォーラム:
 2011年2月15日(火)〜20日(日)会場:創造都市センター、他

【開催形態】
主催:NPO法人Offsite Dance Project
提携:国際舞台芸術ミーティング in 横浜(TPAM in Yokohama)
助成:公益財団法人セゾン文化財団、Arts Commission Yokohama
特別協力:急な坂スタジオ

【スタッフ】
プロデューサー:岡崎松恵(NPO法人Offsite Dance project)
ディレクター:きたまり、篠田千明、捩子ぴじん

【特記事項】
・フォーラムへのプロポーザルは随時受付ています(形式は問いません)。
・「We dance 2010」の参加には、参加費や会場使用料の負担金はありません。参加者の方には、参加費収入の一部還元、フォーラムのための準備や稽古場として急な坂スタジオのスペースグラントを得られます。

【問合せ先】
NPO法人Offsite Dance Project メールアドレス:info(@)offsite-dance.jp

2010年10月5日火曜日

9月20日、シアトルへ。4Cultureのこと。

ラングさんと鈴木さんはポートランドから帰国。
残さんとEzraと再びアムトラックでシアトルに向かう。支援のお礼に、4Cultureに資料持参で伺う。

4Cultureは、前身はキング郡のアーツコミッションで政府のエージェンシーである。
基本的にはキング郡の団体や個人が助成対象だが、Offsite Dance Projectは初の海外カンパニーとしてレジデンシーに資金援助を受け、今回のプロジェクトが実現した。
1998年文化庁の在外派遣研修で過ごしたシアトルでのサイトスペシフィックを思い立ち、友人の紹介でこのオフィスを訪ねたのが2008年12月。会ってみれば、研修時代にインタビューした人であった。しかも、近年街にアートが溢れるサイトスペシフィックの仕掛人でもある。私が抱いていた小さなアイデアが、彼の後押しで、少しずつ現実のものとなっていった。助成機関と受ける側が、単にお金をあげる/もらうという関係から、同じ目的に向かって一緒にプロジェクトを実現するパートナーであると実感できた体験であった。

9月21日、残さんと一緒に帰国の途に着く。


(4Culture活動は、雑誌「地域創造」27号の「空間のエスプリ」で紹介されています。)


最後に、このプロジェクトにご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。
国際交流基金とセゾン文化財団、初の海外公演制作で指南していただいた制作者の方々、特にアンクリエイティブの盛さん。
この場を借りて、関係者の皆さまに深くお礼を申し上げます。

NPO法人Offsite Dance Project
プロデューサー 岡崎松恵

TBAチーム。

TBAフェスティバルでお世話になった、スタッフと。



写真左から、Ezra、残さん、岡崎、TBAの芸術監督のCathyさん、鈴木さん、PICAのアートプログラム・ディレクターのErinさん。

TBAフェスのことは、2009年春頃、ジャパンソサエティの塩谷陽子さんから紹介していただいて、Cathyさんにコンタクトしたのが始まり。
このフェスは2003年から始まっていて、およそ三年ごとに芸術監督が変わる。CathyさんはNYのDTWというダンス拠点のもと芸術監督で、2009年からTBAの芸術監督を務めている。今年2月にポートランドを訪れた際に、Cathyさんに初めて会った。私も名前は聞いていたが、話していてダンスの人だなあという好印象で、ここから具体的にプログラムが進んでいった。Erinさんも非常にすぐれたアドミニストレーターで、アメリカのプレゼンターとのやりとりを学ばせてもらった。

クロージング・ディナー

今年から始まった、「クロージング・ディナー」。コースで食事とワインを楽しむ会。
会場は、廊下に机を並べた急ごしらえのレストランだが、中東の料理がテーマで、結構凝っている。参加者は、PICAスタッフ、サポーター、ボランティア、そして参加アーティストなど。TBAを存分に満喫しようと、Offsiteメンバーは打上げ代わりに全員で参加した。

9月19日、Noontime Chat

公演2日目の18日、前日にも増してさらに激しい雨が降り続く。残さんの公演に声援が飛び交い、次に移動。外に出ると、いきなりの豪雨。「次のサイトはこちら」というサインがウェットティッシュのようになってついに破れて、いよいよ開演。幼児や子どもを連れた家族や車いすの人、若いカップル、シアトルやポートランドでお世話になった方たちなどなど、大勢の観客がスタンディングで鈴木さんの舞台を見つめた。終演後、大きな拍手がおくられた。ばらしも1時間強で終了。ホテルに帰って、「THE WORKS」に皆で参加。

Offsiteの最後のプログラムは、フェス最終日の19日12:30からの「Across the Ocean」。山下残さん、鈴木ユキオさん、THE HeadWaterのMizuさんと参加した。
PICAのアートディレクターのErinから、この企画がどのように生まれ、どのように作られたのか(シアトル/ポートランドとの様々な人たちとのパートナーシップも含め)などへの質問があった。というのも、他のTBAのプログラムはPICAがアーティスト/上演作品/会場を決めているのだが、唯一決めなかったのがOffsiteの企画だからだ。会場、アーティスト、作品内容、プログラム構成、観客対応、これらすべてがOffsiteのアイデアで作られたという点で、TBAとしても新しい試みだったのである。
参加者は少人数だったが、上演を補完し、かつ日本のコンテンポラリーダンスに理解を広める意味でも、いい機会をもらったと思う。
アーティスティック・ディレクターのCathyも途中参加、客席にはパフォーアンスの来場者が来てくれた。


(写真左から、鈴木さん、通訳のLarryさん、山下さん、岡崎、Erinさん、Mizuさん。PNCAロビーギャラリーにて。/ラングさん撮影)

THE WORKS

初日公演終了後、20:30からのJohn Jasperse Company の舞台を見て、22:30からのArt Party「THE WORKS」へ行く。
本番後に舞台が見れるなんて、日本では信じがたいが、ラフにばらして劇場へ。

TBAフェスティバルは、9月の10日間、ポートランド中心部の劇場、ギャラリー、大学など11カ所で、ビジュアルアーツとパフォーミングアーツのプログラムが展開されている。
プログラムは、2時間ごとに組まれていて、10:30 workshop、12:30 noon chat(PNCAでのフリートーク)、16:30/18:30/20:30に各会場でパフォーマンスがあって、22:30から深夜まで「THE WORKS」が毎日開催される。
これらの会場のほとんどが、ストリートカー、バス、MAXなどポートランドの公共交通機関の無料乗車区間に位置していて、その移動時間も含めて、プログラムが構成されているのだ。入場料も基本的にはパスで見て回る方式になっている($100-$500)。

TBAのプログラムは、非常に先鋭的なものが集められたという印象だ。老舗のWooster GroupやJohn Jasperse Companyも今もって新しいことに取り組んでいるし、ヨーロッパからのアーティストもミニマムな表現やアンダーグランドで活動していると思われる作品が並んでいる。このフェスは地元アーティストにとっては敷居が高く、だからこそ、彼らの活動の場所やミーティングポイント「THE WORKS」が設けられている。
その会場となっているのが、中心部から少し離れた場所にある廃校(Washington High School)で、広大な駐車場を備え、フェスティバル事務局にもなっている。教室がビデオやインステレーションギャラリーになっていて、講堂ではさまざまなフリーイベントが毎日開催されていて、ローカルアーティストの作品の発表の場にもなっている。22:00からは屋外ビアガーデンやローカルフードカートがオープンして、アーティスト/スタッフ/観客の出会いの場となるのだ。
THE WORKSのみの格安のパスもあり、若い観客はパス持参の大人随行で無料で参加も可能だ。そのせいか、有料会場の劇場では少数派の若い世代の人たちが目立つ。

これまた信じられないことだが、このパーティーに朝から働きづめのPICAやフェスティバルスタッフが皆、顔を揃えているのだ。アースティックディレクターやアートディレクターはともかく、広報、テク、ボランティアまで、毎日。それと、殆どのプログラムをスタッフが見るようにシフトを組んでいて、必ず誰かが客席に見に来ている。自分たちが関わったものが何なのかをきちんと見るという当たり前のことが、結構難しかったりする。アーティストにもパスが提供され、私たちも出来るだけ舞台を見て回った。アーティストもスタッフも、観客と一緒に時間を過ごす。でもそれがないと、「THE WORKS」も機能しないのだろうと思う。互いのものを見合って、語り合って、繋がっていくという、このフェスのプログラムづくりは日常レベルでの活動とも繋がっているように思う。
TBAから学んだことのひとつ。

鈴木ユキオ、どしゃぶりの中、踊る。

SITE.2 Yukio Suzuki @ Backyard of the Bridgeport Brewery
Choreographer & Performer: Yukio Suzuki
Music: Wayne Horvitz

un / formed ⇔ formed


(写真:PICA提供 photo by Gordon Wilson)

当日パンフレットより:
For this project, Offsite Dance Project is honored to be supported by Velocity Dance Center and 4Culture in residency in Seattle, and funded by Japan Foundation and the Saison Foundation. We are very grateful for our supporting local organizations and individual supporters/friends in Seattle, Portland and Japan. Thank you so much to all of our collaborators!

Offsite STAFF Technical Director: Lang Craighill / Producer: Matsue Okazaki / Seattle office Manager: Corrie Befort / Translator for Zan Yamahita’s text: Saya Namikawa

Special Thanks Parrilli Renison LLC / Pacific Northwest College of Art (PNCA) / Bridgeport Brewery Company / Portland Closet Company / The Headwaters Center for international Exchange in the Arts and Water in the Desert / Thank you to Cathy, Erin, Patrick, Rob, Yalcin, everyone at PICA, Mack at PNCA, Susan Davis, Dani Prados.

2010年10月4日月曜日

次のサイトへ。

雨の中、次第に増えていく観客の列。。。。

9月17日 午後6:30「On Thirteenth」開演。

今回の作品は、ポートランドの中心部の2つの異なる空間で、2つの振付家のサイトスペシフィックなダンスを展開するというもの。

SITE.1 Zan Yamashita @ PNCA Feldman Gallery
Choreographer: Zan Yamashita
Performers: Ezra Dickinson, Zan Yamashita


(写真:PICA提供 photo by Gordon Wilson)

当日パンフレットより:
I have been travelling between Portland and Seattle during this past few weeks. Both cities remind me of my hometowns. I feel that Portland looks like Kyoto where I grew up, and Seattle looks like Osaka where I was born. I can’t say which city is better or not; I just feel there are some differences, like my hometowns. I appreciate the kindness of the local people and the beautiful landscapes. I hope that this performance will bring this town closer me. – Zan

Wayne合流。

鈴木ユキオさんのコラボレーター、Wayneがシアトルから到着。
9/7に初顔合わせの後、Velocityで何回かクリエーションを重ね、いよいよ本番日。雨の中の屋外公演だ。
淡々と確認作業を続けるWayne。このあと急ごしらえしたブルーシートのブースに「Excellent!」

9月16日、仕込み日のんびり。

ポートランドには、地元だけに流通するビールがたくさんある。
今回鈴木さんのパフォーマンス会場もそのひとつ、Bridgeport Breweryというビール工場のバックヤードが舞台となる。
表通りの「NW 13 Avenue」は、レストランやおしゃれなカフェや新しいビルが立ち並ぶストリートだが、かつては鉄道の線路であったという。
いまではBridgeport 以外のビール工場はなくなってしまったが、この辺りからたくさんのビールが各地に運ばれたらしい。

今年2月に訪れた際、街のあちこちを歩きながら、そんな歴史を知らずこのストリートに惹かれ何度も歩いて見つけたのが、このバックヤード。13 Ave.を起点に企画が生まれたことから、タイトルを「On Thirteenth」とつけた。
ポートランドの人々の記憶のどこかにありながら、実際に足を踏み入れることがなかった場所でのパフォーマンス。
実際に使われている工場だけに制約も多く、公演前日、いよいよ現地での仕込みが始まった。

午後3時からのセットアップで、本番時間に明かり合わせ、通し完了。日本では考えられない短時間のスケジュールなのに、のんびりムード。
Offsiteのテクニカル・ディレクターは、ラング。
STスポット時代のよしみで、2009年6月からOffsiteの海外プロジェクトに参加。その後、現地視察&打合せにも同行。この間、アメリカでのやりとりやPR資料のアドバイスなどなど、制作面での強力なパートナーでもありました。本当にお疲れさまでした!
この日は、シアトルのショーケースのステージマネージャーのDaniさんも照明仕込みに急遽駆けつけてくれた。

夜、みんなとホテルの部屋で打合せ。ワインとチョコレート味のビールを飲む。


(手前は、ラング。右は、写真家/ビデオ作家でもあるTBAテクのYalcin。)

9月15日、山下残ワークショップなど

Lewis&Clark Collegeで演劇を学ぶ学生さんたちとのワークショップ。Ezraも合流。終了後、ディナー。
鈴木チームは、いまだ使用許可が難航するビール工場の現場で、場当たりを強行。
思いもかけず、現場の人たちは好意的に見守ってくれた。


(ラングさん撮影)

9月12日、鈴木ユキオワークショップ、ポートランドにて。

シアトルのショーケース公演の翌日、全員でポートランドにアムトラックで移動。
同日The HeadWater主催で行われたワークショップには12名、舞踏を学んでいる人、舞踏には興味を持ちつつ接点のなかったダンサーや役者、学生、社会人など、さまざまな経験を持った人たちが集まりました。
内容は、身体の使い方を通して、舞踏の考え方、自分のダンスに対する考え方を伝えようというもの。
三時間、あっという間充実した内容となりました。



(手前に座っているのは、通訳のKominz Larryさん。ポートランド州立大学で外国語と文学の教授。)

Offsiteのシアトルオフィスマネージャー、Corrie。

Velocityでのレジデンスの最後は、シアトル拠点のアーティストが一堂に会するシーズン幕開けのショーケース「Fall Kick-Off Extravaganza」。9/10-12の三日間、計18組が参加。鈴木ユキオさんは9/10、山下残さんは9/11に出演し、どちらも大きな歓声を受けました。
写真は、鈴木さんと同日出演したCorrie Befortさんと打上げにて撮影した唯一の写真。彼女は日本に三年ほど滞在したことがあり知っている方がいるかもしれませんが、2008年12月以来、Offsiteのシアトルオフィスマネージャーを務め、当地のアーツコミュニティと私たちの架け橋になってくれました。このプロジェクトが実現したのも彼女の力によるところがとても多いのです。深く感謝。

9/12、ポートランドに再び向かう。


(写真左から、Corrie、岡崎、鈴木さん、友人のプロデューサーのAndrea。)

9月8日&9日、Velocityにてワークショップ

「Workshop and Exchange」というタイトルで、シアトルと日本のアーティスト同士が互いのアイデアを交換する形式のワークショップ。Velocityの繋がりで当地の第一線の振付家が一堂に会した、地元でもめったにない貴重な機会だったという。
参加者は、JCDNの振付家交換プロジェクトで来日したAmy O’Nealさん、Haruko Nishimuraさん、Aiko Kinoshitaさん, Corrie Befortさんなど。
通訳は、写真家の竹内浩三さんにお世話になりました。



(写真は、9/9の山下残さんのワークショップ。Velocityの一番大きなスタジオFounders Theaterにて。劇場機能をもつこの空間で、9/10-11のショーケースが行われた。)

アメリカンモーテル/ポートランドリサーチの旅

9月4日の早朝シアトルを発って、ポートランドへアムトラックで向かう。3時間半の鉄道の旅。
残さんチームのリサーチと、6日ポートランド入りするラングさんと鈴木ユキオさんとここで合流。夕方、TBAスタッフと打合せ。
わけあって、ポートランド郊外のいかにもというアメリカンモーテルに宿泊することに。
7日朝、全員でシアトルに向かう。


(ダウンタウンで見られない様々な階層の人々が泊まるモーテル)

残さんのコラボレーター、Ezra Dikinson。

2008年12月Maureen Whitingというダンスカンパニーのリハーサルで踊っているのを見たのが、最初の出会い。
4才からクラシックバレエを始め、現在シアトルで最も活躍するダンサーのひとりとして、さまざまなダンス公演にひっぱいだこで大忙しのEzra。27才。Pacific Northwest Balletのワークショップ講師なども務める。



(ポートランドのもうひとりのホスト、スーザン宅の庭にて)

The HeadWater、ポートランドの劇場&スタジオ

長い貨物列車が停車する線路脇にある、小劇場&スタジオ「The HeadWater」
当地の舞踏カンパニーを主宰するMizu DesiertoさんとJohn Markさんが自分たちで建てた小屋。
山下残さんと鈴木ユキオさんがのクリエーション(9/5-6, 9/13-15)、鈴木さんのワークショップ(9/12)を行いました。

シアトルの振付家Corrie Befortさんから紹介してもらったのがきっかけで、The HeadWaterからは稽古場の無償提供、ワークショップのプレゼンター、自宅を解放してホームスティのホスト、TBAのオープンディスカッションのモデレーターと、ポートランドではOffsiteの重要なパートナーとなりました。



(右が劇場入口。昨年8月に訪れた時には場所探しの真っ最中だったが、1年余りでこのとおり。)

8月30日、残さん、小学校を訪ねる。

シアトル滞在中に、残さんがワークショップを行ったJohn Stanford International Schoolの先生たちと記念撮影。
この小学校は、シアトルで最初に外国語教育を取り入れた公立小学校。
幼稚園児から小学5年生まで、約500人の子どもたちが学んでいて、スペイン語か日本語のいずれかを勉強しています。
9月10日、全校生に向けたパフォーマンスと4-5年生に向けた日本語によるワークショップを4クラス実施しました。

Offsiteの初の海外コラボレーションプロジェクト、無事終了しました。

Offsite Dance Projectは、2010年度から海外での活動を始めました。
今回はシアトルのVelocity Dance Centerと4Cultureからレジデンシー支援、国際交流基金とセゾン文化財団からプロダクション助成を受けて、山下残さんと鈴木ユキオさんが、8月下旬からシアトルでのレジデンシーを経て、ポートランドのPICA主催による「Time-Based Art (TBA) Festival 2010」に参加。それぞれ当地のアーティストEzra DikinsonとWayne Horvitzとのコラボレーションによる作品を両都市で発表、ワークショップ、アウトリーチなどを実施しました。

8/24-9/11 レジデンシー @Velocity
9/8-9 鈴木ユキオ&山下残ワークショップ @Velocity
9/10 山下残アウトリーチ @John Stanford International School
9/10-11 公演"Fall Kick-Off Extravaganza" @Velocity
9/12 鈴木ユキオ ワークショップ @ Headwaters Center
9/15 山下残ワークショップ @Lewis&Clark College
9/17-18 TBA 2010 / 公演 @PNCA, Bridgeport Brewery
9/19 TBA 2010 / Open discussion @PNCA

この企画は2008年12月にOffsiteのシアトルオフィスの立ち上げから始まり、長期にわたり当地のアーティストやアーツ関係者と作り上げたコラボレーションプロジェクトです。
その成果は、両都市の公演にて高い評価を得ただけではなく、互いに影響を受け合う貴重な機会になりました。

日米混合チームで、シアトル〜ポートランドの鉄道の旅、映画に出てくるようなモーテル〜レンタカーでの移動、季節外れの豪雨に見舞われた屋外パフォーマンス(晴れ女のジンクス破れる!)、本当にいろいろありました。

中でも忘れられないのは、シアトル/ポーランド両都市のダンスコミュニティから受けた宿、機材、稽古場などの現物支給の数々。
両都市のサポートティブなアーティスト・コミュニティ、4Cultureから受けた創造支援、これらはダンスにとって必要不可欠なことばかり。今回の国際交流プロジェクトを通じて、私たちの経験をいかに還元していけるのかを今後考えていきたいと思っています。
また、TBAフェスは先鋭的なプログラム構成でありながら、ミーティングポイントなどの交流の機会が非常にうまく作られていて、とても勉強になりました。毎晩10:30から深夜までオープンしているArt Party「THE WORKS」では、地元アーティストから招聘アーティスト、スタッフ、観客が集い、自然な対話が交わされていて、このアイデアは「We dance」にもうまく取り入れられたらなあと思っています。

このあと、写真ダイジェストアップします。お楽しみに!



(クリエーションを行ったシアトルのVelocity Dance Centerのスタジオ)

「INSIDE/OUT 2010」東野祥子ソロ 、ご来場ありがとうございました。


世田谷美術館とOffsite Dance Projectの二度目の共同プロデュースによる「INSIDE/OUT」。
7/31-8/1の東野祥子さんのソロ公演には、猛暑の中、多くの方々にご来場いただきました。
誠にありがとうございました。

桧原勇太さんが撮影した写真をアップします。
次回もぜひご期待ください!