2010年5月29日土曜日

会員募集のお知らせ

NPO法人Offsite Dance Project は、わたしたちの目的や事業などに賛同する協力者及び支援者としての会員を募集しています。
会員による年会費は、当法人の事業運営費に利用し、運営基盤となります。
どうかみなさまのご賛同、ご支援をいただき、当法人の活動を会員として支えていただきたくお願い申し上げます。
【Offsite Dance Projectは、2009年9月29日にNPO法人の設立登記をしました】


◎ 会員の種類と年会費
正会員 1口 5,000円
※この法人の目的に賛同する個人・団体(総会における議決権を有します)
サポート会員 1口 5,000円
※この法人の事業を賛助する個人・団体(総会における議決権はありません)

◎入会金:なし

◎会員へのサービス
・メールマガジンを配信します。
・Offsite Dance Projectが主催する事業にご招待します(年1回)。

ご希望の方には、定款や資料をお送りします。
問合せ&申込先:info(a)offsite-dance.jp
※件名に「Offsite Dance Project 会員問合せ/申込」と記載してください。

英語版アップしました。

TBAフェス情報と「about」の英語版、アップしました。
あわせてトップページも英語に変更しています。
日本語のサイトではまだ未公開の情報もありますので、ぜひごらんください。

2010年5月24日月曜日

アメリカ北西地区のダンスプロジェクトの概要

Offsite Dance Projectは、2010年より「都市空間におけるダンスコラボレーションプロジェクト」を開始します。

このプロジェクトは、第一線のダンスアーティストが国内外の各都市を訪れ、地元アーティストや芸術機関とのコラボレーションにより、その都市/その地域が内包するポテンシャルをアーティストの視点や身体で引き出す作品を創作し上演する、新しい形の国際交流プロジェクトを目指しています。

今年は、Portland Institute for Contemporary Art(PICA)が主催する総合芸術フェスティバル「Time-Based Art Festival(TBAフェスティバル)2010」に招聘参加。街を舞台に、鈴木ユキオと山下残によるサイトスペシフィックなパフォーマンス『On Thirteenth』を上演します。
鈴木ユキオは、荒廃した都市空間におけるソロパフォーマンスに取り組みます。山下残は、シアトルのダンス拠点Velocity Dance Centerとの共同制作により、同地を拠点とする振付家・ダンサーのエズラ・ディキンソンとのコラボレーションで、初のアメリカ滞在をテーマとしたモノローグによるダンス作品を創作し、上演します。

Velocity Dance Centerは、1996年よりアメリカ北西地区のコンテンポラリーダンスの振興を手がけるNPOで、初の日本人アーティストとの共同制作となります。また、PICAはポートランドのアート・ハブ的な存在で、2003年からをTBAフェスティバルを開催。市内の劇場や美術館、廃校、公園など街全体を舞台に、国内外の優れた現代演劇、コンテンポラリーダンス、音楽、ニューメディア、ヴィジュアルアートを紹介しています。今年日本からはOffsite、フランスからジェローム・ベル、ウースターグループやジャスパー・ジョーンズ・カンパニー、ネイチャーシアター・オブ・オクラホマなどが参加します。


◎プロジェクト参加アーティスト/スタッフ
鈴木ユキオ(振付・出演/神奈川)     
山下 残(振付・出演/京都)
Ezra Dickinson(出演/シアトル)    
Wayne Horvitz(音楽/シアトル)
Lang Craighill(テクニカル・ディレクター)
岡崎松恵(プロデューサー)

助成:財団法人セゾン文化財団
レジデンシーサポート:Velocity Dance Center, 4Culture

◎最新のフェス情報はこちら
http://www.pica.org/tba/

「INSIDE/OUT 2010」東野祥子ソロダンス開催

今夏、Offsite Dance Projectは世田谷美術館と「建築と身体」をテーマとしたダンスプログラム「INSIDE/OUT 2010」を開催します。

このプログラムは、昨年12月世田谷美術館を設計した建築家・内井昭蔵の展覧会の関連企画として、気鋭の3人の振 付家が館内外でサイトスペシフィックなパフォーマンスを展開し、大きな反響を呼んだ「INSIDE/OUT 建築の時間・ダンスの瞬間」に続く、第二弾です。
今回は、ダンスカンパニー「Baby-Q」を主宰し、世界からも注目さ れている振付家・ダンサー、東野祥子のソロ作品を上演します。

東野祥子は、コンテンポラリーダンスの枠を越えて、ダンスの回路を切り開く活動を行っています。活動当初から寺院や屋外、クラブといった劇場外のさまざまな場所で踊り、Baby-Qでは身体を軸にダンスを織り成す 様々な要素をコラージュし、虚構と現実が交錯する独自のダンス世界を発信し続けています。
それらの作品では奇怪さ、セクシュアリティなどの強烈なイメージがクローズアップされますが、東野の生来の踊り手としての傑出した身体がそれらに介在することで、圧倒的なダンスの力が観るものに迫ってきます。

今回は、東野祥子のソロに着目し、世田谷美術館の建築空間のシンボルである樹齢百数十年のクヌギの大樹や暮れゆく時間の変化などの自然環境からインスパイアされたダンスを上演します。タイトルの一部にあるように、2008年に初演したBaby-Qのカンパニー作品『私はそそられる I am aroused』のソロパートを追求し、新たな作品として再構築される予定です。

今回は、前回企画協力にあたったOffsite Dance Projectが共同主催で行う、初の単独公演となります。
あらゆる場所が展示のみならずパフォーマンスなどにも使えるように、との考えで設計された世田谷美術館。
夏の夜、身体、音、映像で切り取られたその空間で何が起こるか、ぜひお立ち会いください。


東野祥子ソロダンス「I am aroused..............Inside woman」

構成・演出・振付・出演:東野祥子
音楽:カジワラトシオ
映像:斉藤陽平

2010年7月31日(土)・8月1日(日)18:30開場/日没とともに開演(18:45予定)
会場:世田谷美術館 くぬぎ広場周辺
料金 :1500円(中学生以下および障害者とその介助者は無料)※ 各日定員150名(当日先着)
主催:世田谷美術館(せたがや文化財団) http://www.setagayaartmuseum.or.jp/
   NPO法人Offsite Dance Project http://www.offsite-dance.jp/

プレスリリースはこちら
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/document/INSIDEOUT2010pressrelease0525.pdf



▼写真:前回の「INSIDE/OUT」鈴木ユキオ くぬぎ広場にて(写真:丸谷裕一)

2010年度のOffsite Dance Project

おもな事業スケジュールのお知らせです。
毎年ひとつ、なにか新しいことをチャレンジできればと思っていましたが、今年は海外プロジェクトを開始します。
2008年12月シアトルオフィス設立から約1年半余、現地アーティストのCorrie Befortさんを始め、スタッフが行き来しながら準備を進めてきました。初の海外公演マネージメントのため、たくさんの人たちの手引きやシアトルの芸術機関/助成機関からの支援をいただいて、いよいよこの夏に実施することになりました。
Offsiteは、この新規事業と今年3回目を迎える「We dance」に対し、財団法人セゾン文化財団の「パートナーシップ・プログラム 創造環境整備」の助成を受けました。
横浜、東京、シアトル、ポートランド、2010年度のOffsiteの活動にご期待ください。(順次、詳細アップの予定です)


◎美術館連携事業「INSIDE/OUT 2010」
東野祥子ソロダンス 2010.7/31-8/1
会場:世田谷美術館

◎都市空間におけるダンスコラボレーションプロジェクト/アメリカ北西地区
[シアトルレジデンシー] 2010.8/23-9/11 
会場:Velocity Dance Center
[ポートランド公演] 2010.9/17-18
会場:ポートランド市内中心街

◎第3回ダンス・コミュニティ・フォーラム「We dance」
横浜にて、2011年2月に開催予定

◎アート教育コーディネート
横浜にて、2010年に開催予定

Offsite関連の出版情報

今春、Offsite Dance Projectが関わった多摩川アートラインプロジェクトの本が刊行しました。
また、2月アメリカ・キング郡のアートによる街づくりの取材した雑誌も発行されています。
どこかで手にとられる機会がありましたら、ぜひご覧下さい。

◎「街とアートの挑戦。 多摩川アートライン第一期の記録 )
著・編集:多摩川アートラインプロジェクト実行委員会
2,100円/239ページ(Amazon.co.jpや書店で取扱)

- 多摩川下流域エリアの鉄道(アートライン)・駅(アートステーション)・街(アートタウン)を舞台に市民と企業と行政で取り組む現代アートによる街づくりの活動,多摩川アートラインプロジェクト。その第一期の「街とアートの挑戦。」の記録。
座談会「多摩川アートラインのこれまでとこれから」他

◎雑誌「地域創造」vol.27
発行:財団法人地域創造 編集:株式会社文化科学研究所
「空間のエスプリ」
アメリカ・キング郡「4Culture」のアートによるまちづくり 文: 岡崎松恵

- 4カルチャーはアーティストが作品を生み出す行為それ自体を社会的な価値と考え、さまざまなフィールドの人を巻き込み、キング郡の街のあちこちにアートの力を根付かせている。(抜粋)