2010年5月24日月曜日

アメリカ北西地区のダンスプロジェクトの概要

Offsite Dance Projectは、2010年より「都市空間におけるダンスコラボレーションプロジェクト」を開始します。

このプロジェクトは、第一線のダンスアーティストが国内外の各都市を訪れ、地元アーティストや芸術機関とのコラボレーションにより、その都市/その地域が内包するポテンシャルをアーティストの視点や身体で引き出す作品を創作し上演する、新しい形の国際交流プロジェクトを目指しています。

今年は、Portland Institute for Contemporary Art(PICA)が主催する総合芸術フェスティバル「Time-Based Art Festival(TBAフェスティバル)2010」に招聘参加。街を舞台に、鈴木ユキオと山下残によるサイトスペシフィックなパフォーマンス『On Thirteenth』を上演します。
鈴木ユキオは、荒廃した都市空間におけるソロパフォーマンスに取り組みます。山下残は、シアトルのダンス拠点Velocity Dance Centerとの共同制作により、同地を拠点とする振付家・ダンサーのエズラ・ディキンソンとのコラボレーションで、初のアメリカ滞在をテーマとしたモノローグによるダンス作品を創作し、上演します。

Velocity Dance Centerは、1996年よりアメリカ北西地区のコンテンポラリーダンスの振興を手がけるNPOで、初の日本人アーティストとの共同制作となります。また、PICAはポートランドのアート・ハブ的な存在で、2003年からをTBAフェスティバルを開催。市内の劇場や美術館、廃校、公園など街全体を舞台に、国内外の優れた現代演劇、コンテンポラリーダンス、音楽、ニューメディア、ヴィジュアルアートを紹介しています。今年日本からはOffsite、フランスからジェローム・ベル、ウースターグループやジャスパー・ジョーンズ・カンパニー、ネイチャーシアター・オブ・オクラホマなどが参加します。


◎プロジェクト参加アーティスト/スタッフ
鈴木ユキオ(振付・出演/神奈川)     
山下 残(振付・出演/京都)
Ezra Dickinson(出演/シアトル)    
Wayne Horvitz(音楽/シアトル)
Lang Craighill(テクニカル・ディレクター)
岡崎松恵(プロデューサー)

助成:財団法人セゾン文化財団
レジデンシーサポート:Velocity Dance Center, 4Culture

◎最新のフェス情報はこちら
http://www.pica.org/tba/

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