2009年6月28日日曜日

Offsite Dance Project、NPO法人化します。

昨年3月のチーム発足から1年が経ちました。この間私たちは地域のまちづくりとも関わり、社会とパフォーミングアーツとの接点をつくっていく役割を担えるのではないか、と思うようになりました。また、フォーラム開催を通して、従来の舞台芸術を取り巻く環境にさやかながら矢を放つ存在として持続的な活動を考えるようになりました。パフォーミングアーツが社会にどのように貢献できるのか、Offsiteは定点を持たない利点を生かして、フィールドや地域を大胆に越えていきたいと考えています。そのためのNPO法人設立です。今後ともよろしくお願い申し上げます。

Offsite Dance Project 代表/岡崎松恵

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           〈設 立 趣 旨 書〉

新しいものは常にオフサイトから生まれる—。「Offsite Dance Project(オフサイト・ダンスプロジェクト)」は、2008年3月、劇場文化の担い手である制作者・スタッフ・アーティストが集り、コンテンポラリーダンスのオルタナティブな活動を推進するために結成した企画集団です。以来、私たちはさまざまな空間や場所で、身体表現の可能性を拓くダンスや演劇などのプロジェクトを展開しています。ある時は街のありふれた風景の中に、またある時は劇場機構をもたない建物の中に、「劇的空間」を作り出しています。それは、本来劇場とはアーティストと観客、それを支える人々が一体となって作りだす創造的な時間/空間だと考えるからです。フィールドや地域を越えて、そこに立ち会う人々が能動的に「劇場」の環境を作り出すこと、それがわたしたちの目指しているプロジェクトです。

私たちはOffsite Dance Projectの活動を通して、さまざまな地域や立場の人たちと新しい関係を築くことにより、社会とパフォーミングアーツの接点をつくり、アーティストのサポートやパフォーミングアーツの普及を実現したいと考えています。
そのために、ダンスを軸としたアートプロジェクトやフォーラムの企画・運営、ワークショップ等の教育・普及を行っています。

いま、人々の創造的な活動は、従来の制度を支えてきた劇場だけでは捉えきれない多様性を帯びています。また、情報のグローバル化の中で身体の直接的な関わり合いが少なくなってきた現代社会において、身体を通して人々が繋がり合う共同体験の場が求められています。
私たちの活動が、新たな想像力、関係性、価値観が生まれるきっかけとなることを願い、持続的な活動基盤として特定非営利活動法人を設立します。Offsite Dance Projectは、芸術と社会をつなぐ媒介として、パフォーミングアーツを通した芸術文化の振興、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

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