ラングさんと鈴木さんはポートランドから帰国。
残さんとEzraと再びアムトラックでシアトルに向かう。支援のお礼に、4Cultureに資料持参で伺う。
4Cultureは、前身はキング郡のアーツコミッションで政府のエージェンシーである。
基本的にはキング郡の団体や個人が助成対象だが、Offsite Dance Projectは初の海外カンパニーとしてレジデンシーに資金援助を受け、今回のプロジェクトが実現した。
1998年文化庁の在外派遣研修で過ごしたシアトルでのサイトスペシフィックを思い立ち、友人の紹介でこのオフィスを訪ねたのが2008年12月。会ってみれば、研修時代にインタビューした人であった。しかも、近年街にアートが溢れるサイトスペシフィックの仕掛人でもある。私が抱いていた小さなアイデアが、彼の後押しで、少しずつ現実のものとなっていった。助成機関と受ける側が、単にお金をあげる/もらうという関係から、同じ目的に向かって一緒にプロジェクトを実現するパートナーであると実感できた体験であった。
9月21日、残さんと一緒に帰国の途に着く。
(4Culture活動は、雑誌「地域創造」27号の「空間のエスプリ」で紹介されています。)
最後に、このプロジェクトにご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。
国際交流基金とセゾン文化財団、初の海外公演制作で指南していただいた制作者の方々、特にアンクリエイティブの盛さん。
この場を借りて、関係者の皆さまに深くお礼を申し上げます。
NPO法人Offsite Dance Project
プロデューサー 岡崎松恵
2010年10月5日火曜日
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